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分卷阅读10

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ともに前を向く事さえもできぬまま、ディルトは唇を噛み缔めながら俯き続けた。

    だが、そうしてディルトが拳を握り、全身に打ちかかる屈辱を余す事なく感じ、受け止めているさなか、彼の左右両侧に立った魔族たちは、さも愉快そうな笑みを浮かべて、手の中にある太い『手纲』を引き鸣らしたのだ。

    「おら!いつまでもここで突っ立ってられると思うなよ?お前ェはもう、谛めるしかねェんだよ…!谛めて、素っ裸のままそのはしたねェおっ勃ったチンポ晒して……こっから目的地まで、一歩一歩歩くんだ……!!」

    「ッ!!」

    细めた瞳でディルトの股间を射抜いた魔族が、下卑た声を上げて低く嗤うと、手の中の『手纲』がじゃらり、と钝い音色を鸣らす。

    そう、彼ら魔族の分厚い掌の中に握られ、纳まっている物は……ただの、単纯な『手纲』などでは、ないのである――。

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    『くくくッ!!さすがにコレは耻ずかしいよなァ!!けど、しょうがねェんだぜ?なんたって、ペットを散歩させる时にゃあ、やっぱり『手纲』が必要だろォ?もちろん、饲ってるモンが普通の犬や家畜なら……嵌めた首轮に手纲を取り付けるのが当たり前だが……お前ェの场合は、猿だからなァ!!そうなると、首轮に付けるより……やっぱり『コッチ』がお似合いだろォ!?』

    『く…ッッ!!』

    牢狱から外界へと繋がる分厚い钢鉄制の扉をる直前、ディルトは魔族たちによって强引に『手纲』を取り付けられた。

    『万一、逃げられたりしたら困るからな』

    そう言って、魔族がディルトの眼前に见せつけるようにして突きつけたのは、先刻、牢の中で、彼の両腕を天井に拘束していたのと同等の太さを持つ、钢の锁――。

    『ッ――!!』

    七日间におよび、自身の肉体を天井へと缚り付けていた忌むべき存在を视界に収めた瞬间に、ディルトの背中には不穏な汗が浮き上がった。

    この、见るからに武骨で冷たい锁――それを今度は、一体どうしようと――!

    思った途端、ディルトの脳里には、先刻自分の首元へと取り付けられた首轮の形状が苏る。

    今も、自身の锁骨の上へとのしかかり、确かな圧迫感と重量感を与え続けているそれには……确か、锁を取り付ける个所が――!

    『く……ッ!』

    思い至った瞬间に、ディルトの身体は耻辱に燃えた。

    こんな――こんな畜生じみた首轮を嵌めるだけでは饱き足らず――今度は、拘束用の、锁まで――ッ。

    思わず歯噛みして、口内でぎり、と钝い音が鸣った直後だった。

    锁をえた魔族の手が、両手を握りしめたまま羞耻に震えるディルトの元へと差し伸ばされて――。

    がちゃり。

    「!!!!!!!!」

    短く、冷えた、金属同士の擦れる音が、狭い牢狱内に反响した、と次の瞬间――。

    『き、ッ!!き、さまァッ!!!!』

    ディルトの震えて掠れた语気が、淀んで湿る牢狱内の重たい空気を震わせた。

    『こ、こん、な……ッ!!こん、な――事を――ッッ!!』

    全身を饮み込んだあまりの耻辱に、握り缔めた掌には深い爪痕が食い込んで、筋肉を硬直させた両腕には、太い血管が浮き上がる。

    こ、んな…………!!

    こんな、耻知らずな事、を――――!!

    予想すらしえなかった『个所』に取り付けられた锁を视界の中心に捉えた瞬间、ディルトはこのまま自分の血液が煮え滚って、昏倒できたらどんなに楽かと睑を噛んだ。

    そう、魔族の手にえられた钢の锁は、ディルトの想像したように首元の首轮へと向かう事はせず……あろう事か、彼の――。

    彼の、股间で跳ねる屹立した阴茎の根本に嵌められた……钢鉄のリングの侧面へと取り付けられてしまったのである――。

    『くくくッ!!さすがにコレは耻ずかしいよなァ!!けど、しょうがねェんだぜ?なんたって、ペットを散歩させる时にゃあ、やっぱり『手纲』が必要だろォ?もちろん、饲ってるモンが普通の犬や家畜なら……嵌めた首轮に手纲を取り付けるのが当たり前だが……お前ェの场合は、猿だからなァ!!そうなると、首轮に付けるより……やっぱり『コッチ』がお似合いだろォ!?』

    『く…ッッ!!』

    锁の接続される短い音の响いた眼下を覗くと、网膜には目を塞ぎたくなるような卑猥で无様な光景が焼き付いて、ディルトの脳髄は怒りと羞耻のあまり、ぐらぐらと揺れながら回転した。

    硬く


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