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分卷阅读10

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、高々と天を向いて勃起する己の怒张のその下で――。

    自分の股间が、阴茎が――分厚い金属制のリングで拘束されるだけでは饱き足らず、今度は、太く、无机质な锁によって繋がれて――しかも、そうして自由を夺われた猛る阴茎は、萎缩するどころか、注ぎ込まれる耻辱によって、益々硬く、天井を向いて反り返っていくのである――!

    『く、そ…おォ……ッ!!』

    あまりに凄惨な光景を再び己の视界で见とめた瞬间、肌の下では、ありとあらゆる体液が煮え滚りながら身体中を駆け巡った。

    いくら絶え间ない凌辱を受け続け、性感に屈服する程に身体を热されたディルトといえども、眼下にがる想像を絶する无様な场景を目にした途端、思わず声を震わせ息を饮む。

    燃え上がった感情に引きずられるように、ふざけるな……!!と怒りに任せて反射的に咆え上げようと、口を开いた瞬间だった。

    『く……あ……ッ…?!』

    首元に嵌められた鉄隗が、カッと一瞬热を持つと、ディルトは全身の力が一挙に失われていく感覚に袭われて、その场でぐらり、とたたらを踏んだ。

    なに、が――――?!

    一瞬のうちに己の肉体の内侧から明确に剥夺されていった猛気と気骨に、ディルトが悪寒を感じながら目を见开くと、闭锁されているはずの空间に、どこからか生温かい风が吹き込んだ。

    『ッ……!』

    吹き抜ける弱风に、汗ばんだ背中をぬるり、と抚でられ、ディルトが口内の仅かな唾液を咽下しながら声を失くすと、その一部始终を横目で眺めていた魔族が、薄笑いを浮かべて冷えた表情を覗き込む。

    『な……?司祭様直々の力が宿った首轮は……信じられねェくれェくだろォ……?』

    『ッ……!!』

    こうしてディルトは、自らの身を持って嵌められた首轮の真価を味わうと、その姿を嘲弄しながら见下ろす二人の魔族に引き连れられて、重くゆっくりと开いていく分厚い扉をり抜けたのだった。

    59

    七日ぶりに见た外光は、身震いするほどに淀み、浊った色をしていた――。

    「おおら……!それじゃあいよいよ……お待ちかねのお散歩の时间だぜェ……!!」

    嗤う魔族は屈辱に歪むディルトの表情を覗き込むと、わざとらしく『手纲』を鸣らして、外界への一歩を踏み出した。

    「く……ッ!」

    高洁な精神と、正义を重んじる道义心は、今、この场から、一歩たりとも动いてはならぬ、とディルトの身体を戒める。

    だが、そうしてディルトが身の内に抱える最後の理性を発挥している一方で、彼の肌の奥底から沸き上がった背徳心と恍惚感は、早く足を踏み出してしまえ、と热された淫欲の里から诉えかける。

    まさに、进退穷まる状态だった。

    ここで、今ここで。

    片足だけでも踏み出して、この一糸まとわぬ姿のまま外界へと身をさらしてしまったら――!

    「ッ……!!」

    想像しかけた瞬间に、ディルトの身体は言叶になど到底できぬほどの、热い欲求と兴奋の涡へと饮み込まれかける。

    こんな――こんな姿のまま――――たとえ、魔界といえど――――自分が――全裸、で――――!!

    目の前に开かれた淀んだ空気が流れる外界を、衣服をまとうどころか、股间の雄の证を限界まで屹立させた自分が阔歩する、と思った途端に、ディルトの股间ではいきり勃った肉棒が、まるで『早くしてくれ』と恳愿するようにしゃくり上げた。

    「へへへへ……!チンポもビクビク跳ねまくって、もう我慢すらきかねェ、ってかァ…!」

    「ッ!!」

    立ち尽くしたまま、ごくりと喉を鸣らし眼前を见据えるディルトを见つめて、二人の魔族が下品に嗤う。

    嫌だ――こんな、事は――!

    これ以上、进んでしまったら――自分は――!!

    牢狱から外界へと繋がる、地狱への扉のように分厚い门扉のその前で、ディルトがなけなしの理性で己を律し、唇を噛みながら燃え上がりそうな身体を抑圧しようと、した直前だった。

    「そんじゃあ、ま、司祭様をお待たせしてもいけねェし……きりきり歩いてもらうとしましょうかねェ……!!」

    「や…ッ!!やめ……ッ!!ま、待て……!!そん、な――――!!」

    魔族の一方的に切られた声と共に、ディルトの股间に繋がれた太い锁が、じゃらり、と一际大きな音を鸣らすと、乾いた外気には魔族の一歩目の足音が反响する――。

    そして――――。


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